点検口の墨出しが重要な理由

点検口とは、天井内やパイプシャフトの内部に設置されている空調や衛生設備などの点検をするために必要なもので、点検口を通じてさまざまなメンテナンスが行われることになります。

 

点検口を設置するために、天井や壁、床に開口部を設けることが必要です。

 

開口部を設けるには、ランナーやスタットといった軽量鉄骨を切り欠かなくてはなりません。

 

そのため、空調などの内部に納める設備を施工する業者は、建設工事業者に対して、開口部を開け、補強が必要な場所だと示すために、墨出しをし、木枠付けを行うことになります。

 

ですが、施工業者間の連携が取れていないと、開口部を塞いで施工されてしまうおそれがあります。

 

墨出しに気付いてもらえない、せっかく書いた墨を消されてしまうといったアクシデントを避けるためにも、現場でのコミュニケーションも欠かせません。